さて。来週、バッグの位置を修正する手術をすることになっているので、また体の色々に気を配っております。
相変わらず秘密兵器(スポンジドーナツ)で保護してある移植乳首は、その後なんだかますます色が薄くなっているように思います。
それに乳首の一番高いところが、またちょっとあいまいになっているのでは・・・・?と思ってよく見たら、皮膚が腫れているのでした。
闘病モノ!ってんではなくて、へらへらげらげらくすくすにこにこと笑いながら、あたし病気とつきあってます、という報告です。乳癌、乳がん、乳ガンと、書き方変えてもなんだかおそろしく響くようですが、あにはからんや色々と珍しい体験をして笑いじわが増えるような気がいたしますのよ。(SYNDI:乳ガン手術済み・治療中)
さて。来週、バッグの位置を修正する手術をすることになっているので、また体の色々に気を配っております。
相変わらず秘密兵器(スポンジドーナツ)で保護してある移植乳首は、その後なんだかますます色が薄くなっているように思います。
それに乳首の一番高いところが、またちょっとあいまいになっているのでは・・・・?と思ってよく見たら、皮膚が腫れているのでした。
そのこととは別に、実際にバッグが回ってしまった状態で乳首の移植手術を受けて、その後「乳首の位置が合っていないのではないか?」と質問するまでバッグが回っていることを告げられなかったのは、あまりいいことではないとあたしは思っています。
もしもこれがだれも気が付かないほどのトラブルであるのなら(実際服の上からではバッグの問題は誰にもわからないでしょう)修正することを含み済みで乳首の位置を定めるのもおかしな話、ということになります。
バッグを動かさないのだったら、乳首の位置を最初から正しくつけちゃう、その方がバッグの位置の問題も目立たないから、という選択肢も”アリ”なんじゃないかと思うわけです。
質問してみないと知らされないことというのは山のようにあります。
それから、トラブルが起きた人以外は結局知らないで終わっちゃう(知らないほうがいいかもしれないんだけど)リスクというのも、あるわけです。
再建のために入れたシリコンバッグが、正しい位置に収まらず、入れた後に動いて上下がさかさまになってしまう、という・・・・あたしが今見舞われているトラブルですけども、・・・・それも、こういうことになったから対処しているだけで、こういうことにならなかったら、そんなの関係ねー、の世界なのかもしれません。
さあて。過去の”お絵かきつき手術入院”のことはまたあとで書くとして、9月19日に形成のクリニックで血液検査を受けてきたので、その覚書き。
血液を取るのは、決まりになっているようです。
また体を切るわけだから、血液がちゃんと固まるかとか(そうじゃないと血がどばどば出て死んじゃうもんね)、血液型、白血球赤血球の数、肝機能、血糖値、その他を検査をしなきゃいけないのね。
そのために30ccだか採血。例によって血管が細く、奥にあって脈がみつからないもんだから、腕の2箇所に穴があきます。(だいたいいつもそんなもん)
そのほかに全身麻酔に備えてアレルギーや持病や服用中のクスリについてのお決まりの問診表をfill outして。
これに加えてカウンセリングルームで次回のシリコンバッグの位置を直す手術について説明を聞く、というコースになります。
これはドクターじゃなくて、スタッフ(看護婦さん)が受け持つのですが、その場で答えられない複雑な質問などはドクターにも知らせてくれますから、質問の回答が得られなくて最後まで不安、ってことはあんまりありません。
入院中に展覧会の準備を始めた、って話のつづき。
入院中、というのは、一日に1回とか2回とか、執刀医が様子を見に来てくれます。(だいたい足早にやってきてばたばた帰って行く、という・・・いつも忙しそうな感じでしたが)
そのほかにも一定の回診があり、”乳腺外科ツアー”とあたしがこっそり呼んでいた、たくさんのお医者さんがぞろぞろ一緒にやって来るやつもあります。
看護士さんたちも、血圧や熱をはかる、尿量の記録を取りに来る、クスリを渡してくれる、などなど、病室にはちょこちょこ常に”訪問者”があるわけです。
お見舞いに来る人や家族を別にしても、”お客さん”ってわりと多いのね。
画材一式とベニヤパネルなどなど、入院している病院に持ってきてちょうだい、とお願いした話のつづき。
ていねいにお願いした甲斐があって夫はすぐに持ってきてくれました。
いつも使っている絵の具の箱ってのは、実はお菓子の空き缶とかだったりするんだけど、夫はそれを時々勝手に使ったりしているために(?)よく知っており、「どこにしまってあるの?」とかそういうことは全然ききませんでした。
絵筆は洗ったやつが蛇口のそばにごちゃごちゃさしてあったんで、これも無差別にひっつかんできたらしい。ビンに入って箱に並べてあった下地剤なども無差別。
無差別に持ってくるとかなりの重さです。
この夏、8月下旬に『紙芝居展』という、ちょっと変わった展覧会に参加していました。
それで、その準備がけっこう大変で。
この夏暑いもんですから、汗だらだらでやっていたわけですが。
あたしの本業は絵を描く人で、雑誌に文章を書いたりもします。
職業柄、こうして時々グループ展に参加したり、たまーに個展をしたりするのは、いわば仕事の一部です。(全然儲からなかったとしても)
画廊で自分の絵(今回はストーリーも含めて)を発表するわけですが、そこにクライアントにも来てもらったり、あるいは、来てもらえないまでも、「ちゃんとやってますよ」ってことをアピールするわけね。
絵を描くこと自体、勉強になるし。人脈を広げたり強化したりする、ということもあります。
このように展示をする意義は色々あるのですが、今回準備をしていて、入院中のことをまざまざと思い出しました。
1年半前、あの冬、あたしは入院中に、病院の個室でこれをやっておったのですよ!
乳首の修正は後回しにする、と決めた理由のひとつは、いっぺんにやると、しばらくお風呂に入れなくなるってことです。
もう一度一文字に切るので、胸はまた例によって絆創膏で固めて、濡らさないようにして、半身シャワーだけになるわけだけど、下半身の皮膚も取ると、そこも洗えないじゃん?
さてさて。
書くからにはすっきりはっきりニコニコと書きたいと思うあまりに、更新がどろーんと滞っておりました。
この数ヶ月、気持ちが決まってなかったもので。
しかし!いよいよ決めました。
一応すべてのプロセスを終えたはずの再建についてですが。
結局あたくし、再手術日を決めてきました。
さかさまになっている、シリコンバッグの位置を直す手術です。もう少し涼しくなってから、この秋、やってもらいます。
こういうものは、しょせんキリがない、というか、直すっていったって、ホントの意味で元に戻ることはないわけで、常にどうせ不満なわけです。
だけど、改善できる部分はやっておこうか、という気持ちになりました。
本来こういう風に上に厚みがある予定じゃなかったんだからねー。ひっくりかえったのは、不測の事態なわけですよ。
本日病院の日。
4ヶ月に一度病院で処方箋を出してもらって、薬局で女性ホルモンを抑える薬を出してもらう日です。
そのついで?に乳腺外科の主治医といろんなことをしゃべってきました。
たとえばあたしは今乳房再建の途上にいる(順調に行けば終わっていてもよかったんだが)ので、それがあーだこーだでまだ終わっていませんのよ、などということを報告してきたわけです。
あーだこーだ、の部分はこのブログの過去エントリーにほとんど書かれております。
その中であたしは「皮膚が弱くて乳首がなかなか乾かず、その間になんだか形がつぶれてしまった」こと、シリコンバッグが回ってさかさまになってしまった」こと、「それはやっぱりいずれ直してもらおうと思う」「なかなかすんなりいかないものだというのがわかった」ことをしゃべってきました。