【再び乳首問題も考える】


 さて。来週、バッグの位置を修正する手術をすることになっているので、また体の色々に気を配っております。

 相変わらず秘密兵器(スポンジドーナツ)で保護してある移植乳首は、その後なんだかますます色が薄くなっているように思います。
 それに乳首の一番高いところが、またちょっとあいまいになっているのでは・・・・?と思ってよく見たら、皮膚が腫れているのでした。

 原因はわからないのですけれども、いつの間にかそうなっていて、それに気がつかないでいるのは、結局痛点とかそういう神経がまだ再生していないからだと思います。

 腫れてて、なんか水ぶくれ気味になっていて、ティシューをあててギュっとつまむと、血液と薄い体液がにじむんですよね。

 もしかして乳首の高いところが二つになっちゃってる?(大げさ)とか思ったけど、そうではなく。一つは腫れですから、しぼったらしぼんでくれました。
 
 いやー、ほんとに皮膚が弱い

 痛くも痒くもないからいいじゃんってことにはならないよね。たぶんもっとひどい傷がついてもわからないと思います。
 痛くないっていうことは、危険ってことでもあるわけです。
 そしてこのいまいち痛みが(熱さなども含めて)わからない期間は、1年以上も続くのですね。

 それにあたしはいつまでも全身が痒いので、(これはホルモン療法の影響だと自分では思っていますが)ついついひっかいてしまうため、おなかとか、ウエストとかに生傷が絶えないのよね。困ったねえ。
 美容にこだわって手術まで受ける人としては矛盾しているじゃん?

 乳首のコンディションについては、もうひとつ気になることがあります。
 移植用の皮膚を取ったほうの、正常な乳首ですが・・・・縫い合わせた時の糸のあとが、どうも白くなっているんですね。

 もしかしたらメラニン色素というのは、”ケガをした”(この場合切った、という意味です)場所から抜ける傾向があるのかもしれません。

 だから縫ったところだけ白っぽくなり、”はい、ここ縫ったんですよ”って感じではっきりと見て取れる。縫い目のあとがしつけ糸が残っているかのように白い、といえばわかるかしら?

 そして移植された方の皮膚はもう全部が切ったところで、ケガを経ていますから、全体として白っぽくなっているわけです。白いというよりピンクです。ピンクの皮膚が、いびつなかたちに貼り付けられているような様相です。

 この色があとで戻るかどうかについては、手術の時に質問しようと思います。
 たぶん戻るんだと思うけど。
 色に関しては時間がかかりそうですわ。
 
 あと、これは意見ですが。
 乳首の美容面だけ考えると、健康な側の乳首の形や色その他に”自信がある”場合、ここから皮膚を取るためにいじるのは慎重にしたほうがいいかもしれません。

 いじったところがやっぱり元とは違う形になるからです。
 それで大きさその他”よく”なることもあるでしょうが、”良いとは思えない”結果になることも考えられます。

 もちろん、刺青をして乳首を作る場合も、健側を真似して作ってもらうにしろ、”どそっくり”ってわけにはいかないでしょう。
 だけど少なくとも健康な側は天然の形で残る
 どっちを取るか、ということなんですが。


 左右のバランスをできるだけ自然に近づけるということは、かくも大変なことです。
 やってみるまで全然知らなかったけども、ほんとに色んな要素が出てくるんだなあ、と感心します。

 あたしは移植をすれば(費用も安いし)色に関しては絶対に全く同じになるはずだ、という目論見でやってもらったのですが、思いのほか色が抜けてしまっているので、「あれれれれ?こんなはずでは・・・・」って思いはやはりあるわけで。

 これ、色が戻って左右同じになってくれるといいけど。形はともかく、せめて色は戻ってほしいよ。健側の乳首にも犠牲がでているんだからー。

 乳首問題については、今後も考えることになるでしょう。