【くるりん手術報告】

 10月18日に、形成のクリニックで、シリコンバッグの位置を直す手術を受けてきました。バッグがさかさまに回ってしまって、厚みのあるところが上に来ちゃってたのを、本来の位置に戻すためにまた再び切ったのです。

 誰が呼んだか”くるりん手術”。(自分だ。たぶん自分が呼んだんだ。だから広まったのに違いない。みんなに言われるんだもん。くるりん手術はどうでしたか?って)

 抜糸はまだなので、くるりんが上手に行われているかどうかはまだわかりません
 日帰りだったけど、また前の時みたいに帰りの電車の中で昏倒したりするといけないので、(去年の日記『日帰り手術は甘くなかった』参照)夫が「近くのホテルを予約しておきなさい」と提案してくれまして。
 
 お言葉に甘えて泊まってきました。
 しかも夫には手術後迎えに来てもらって、ホテルまで(徒歩10分ぐらい・・・・が、そろりそろりとしか歩けなくなってたから15分以上かかったけど)送ってもらいました。チェックイン(午後1時)まで時間がまだあったから30分ぐらい喫茶店に付き合ってもらって。
 「ここで倒れたら先生に知らせてねー」とか言ってね。

 さらにさらに。その晩食べるものとかを、調達してきてもらいました。
 チェック・インのあとも給湯室にお湯もらいに行ってもらったり。

 もらったりもらったりもらったり。
 もらったりばっかり。
 
 つまりあたしは、「やっぱ眠い」状態に陥り、全く動く気がしなくかってしまったのです。うーむ。
 まるで病人みたいじゃん。
 いや、患者ではあるのですけれども。

 「弁当買ってくればいい?どんなのがいいの?」と夫。
「なんかヘルシー系のやつ。駅ビルの地下に色々と売っているよ。今夜はウドンとか、消化のいいもの食べなさいとか言われているけど。ウドンはないだろうなあ」
「ないだろう」
「じゃあ揚げ物とかじゃないやつ。キムチチゲなべとか、カレーその他汗の出るようなもの禁止だって」
「刺激物はダメってことだな」

「血の巡りがよくなると出血がひどくなる可能性があるからだって。それに4時までは食べるなって。おなか減ったよー」
「しょうがないだろう」

 夕べ夜中の2時からから食事禁止になってます。それでも最短で14時間ぐらいの絶食。最長でも20時間ぐらいのものですから、たいしたことありませんが。
 水分は早朝(というかまだ夜中か?)の4時から禁止で、手術が10時スタート。
11時ごろにはもうリンゴジュースとかを出されて、飲んでます。

「おなか減ったよー。眠いよう。うーいてててて。動くと痛いよう」
「うるさいな」

 あたしはほんとにうるさいです。

「麻酔から醒めたあと、眠っちゃうと絶対起きられないから目をあけているように言われるんだよ。すごく眠いのに眠るともっと辛いですよ、とか,いじわるみたいなこと言われて、天井の模様に目をこらしてたりなあ」
「そのほうが麻酔もはやく抜けるんじゃないの?じゃ、起きていなさい」
「ダメだよ。眠いよ」

 といいつつ、相手がいるからしゃべるわけです。
 ひとりだったら、ぐたっとしてすぐ眠ってしまったでしょう。たぶん。
 そして、食料を買いに行く気力体力はやっぱりなかったかも知れません。

 前回の時には、帰りの電車で気持ちが悪くなったタイミングで、やっぱり「動きたくない」感じがさらに濃厚になりました。
 
 夫は弁当2食分とおやつ(クリーム・パンとポテトチップスとヨーグルト)、お茶、牛乳、その他もろもろを用意して、それを部屋に残し、また仕事へと戻って行きました。

「よく休んで明日、適当に家に戻るように」
「うん。ありがとう。でもポテトチップスなんかいらないよー」
「夜中に腹が減るかもしれないだろう」

 腹が減ったからってポテトチップスでいいのか?という話はともかくとして。
 話し相手もいなくなった後、結局あたしゃその後24時間、眠るか食べるかぼんやりするか、テレビを見ているかしかできませんでした。(ちょうど『リレー・フォー・ライフ』を扱ったドキュメント番組もやっていた)

 チェックアウトは翌日昼過ぎの2時でしたので、(クリニックが法人契約をしているため)まあ、ほんとにゆっくりしたのです。
 携帯メールうつのもめんどい状態。

 退屈と空腹で、結局ポテトチップスも食べました。(あとで「結局食べたんじゃないか」とぶちぶち言われました)

 みなさん、日帰り手術はやっぱりほんとに楽じゃありません
 それからホテルに泊まる場合、退屈でつい食べすぎます。