【驚愕の注意事項(大げさ)】


 ”バッグくるりん手術”(前のエントリー『くるりん手術報告』参照)のあと、ドクターから新しい注意事項を説明された話のつづき。
 あたしはバッグが動いた”前科”があるから、手術側の腕をなるべく上げないように、ということでした。

「それでは、左腕は肩から上には上げないようにするんですね」あたしはききました。

「そうです。1ヶ月は気をつけてもらいませんと。1ヶ月すればおちついて、動きにくくなります」
 
 え?え?1ヶ月?・・・・ということは、抜糸後も3週間は左腕上げちゃいけないってこと?
 長い!
「日常生活でも、洗濯ものをこう、両腕を上げて干したりとか、そういう動作はなるべくしないでください

 洗濯物・・・・夫干してくれるかしら?とムシのいいことを考えつつ無言でヨコを見ます。(夫もこの話をきいているので)いや、いつも半分干してくれているけど。ありがとうありがとう


 抜糸までの1週間は、例によって絆創膏にかぶれて、狂い死にしそうにかゆかったのですが、そのほかに、この「腕を肩より上に上げてはいけない」というのがかなり大変でした。

 買い物の時でも、家事の時でも、けっこう腕を上げることってあるんだよね。
 上がらないならあきらめもつく(?)んだが。
 傷の痛みがなくなればするする上がるから、上げたくて仕方がない
 せめて右が使えてよかった、と思いました。

 このように、ぐっとガマンしつつ、抜糸の日を迎えたのです。
 今度こそ、バッグにはおとなしくしていてもらいたいじゃありませんか。
 その一心でがんばりました。がんばって洗濯物はちょっとしか干さないで、がんばってサボりました。あはははは。

 カブレが痒いほうはガマンできなかったんで、かりぽり掻いちゃって、かなりのスプラッタでしたが。これは自然に治るから、まあいいのよ。
 バッグの位置は自然にはいかないから。


 あたしのケースだと、前回手術のあと、バッグが回ってしまって、厚みのある方が上に来てしまった時点で、下の皮膚;バッグの厚みを包むために体からはがした皮膚が、いわば”包むものがなくなって”また体にくっついてしまったのです。

 皮膚をはがす必要があったのは、もともとエキスパンダーで伸ばした皮膚の位置が、右側のふくらみより、ちょっと上だったからです。

 はがした皮膚がくっついてしまい、下側に余裕がなくなったことで、バッグはもう回らなくなって、さかさまのまま固定されてしまいました

 手術前にクリニックで正面から写真を撮ってくれるのですが、それを見ると、明らかに左の作ったおっぱいのほうは上に上がってしまっていました。下側のラインの高さが揃っていないってことです。

 そして上側はなだらかではなく、ぽっこりふくらんでいます。(上だけ見ると寄せて上げるブラでやたらと持ち上げてふくらみを強調したみたいな感じ。だけど、ふくらみに対して乳首は下のほうについていて、下にはボリュームが足りない、という具合だったわけです。
 
 さあ、絆創膏が取れました。ともあれ、修正後のおっぱいと、待望のご対面です!どうなっているのか?

 つづく。