乳首はとうとう乾いたが

 一週間ほど前から、左乳首・・・移植された皮膚が、完全に乾いています。
 もう絆創膏をはがすたびにガーゼを替えなくてもよくなりました。

 まだ時々血がにじんだりするけど、もうじくじくしてないから大丈夫。ほっとしたわー。永遠に生乾きなのかもと思ったぐらいだから。

 生乾きの乳首とさかさまバッグのおっぱいを抱えて一ヶ月。

 で。おとといまた形成のクリニックに行って来ました。

 乳首の皮膚の様子と、さかさまになってしまっているシリコンバッグが、この一ヶ月のマッサージでどのぐらい移動したか・・・・?を見てもらう日、であります。

 実は自覚的にはあんまり動いていなかったのです。

 ちょっとは動いていたのですが、下のほうに厚みのある部分が収まる、というところからは程遠い

 それに、やっているうちに疑問が生じてしまって・・・。「戻すっていうけど、どっち回りで戻すのが正しいんだろうか?」という疑問なんですけども・・・。

 ともあれ。結論。
 まださかさまです。(見れば自分でもわかります)

 しかも、バッグの厚みのある部分を収めるために、手術の時に乳房の下側の皮膚をはがしたのだそうですが、それが再び体にくっついてしまっているとのこと。

 つまり 下側にはもう厚みが収まるだけの余裕がないわけです。こうなるとマッサージで正しい位置に戻る、という望みはなくなります。

もう一度切るしかないのですが・・・それはいやですか?」と聞かれました。

 切るのは・・・・面倒だよねえ。

 先月説明を受けたとおり、手術をして修正を行う場合、こういうことをします。

①部分麻酔か、全身麻酔をして、
②傷の同じところを切開し、
③くっついてしまった乳房の下側の皮膚をもう一度はがして、④バッグをぐるりと回し、下側に厚みのある部分を納めて
⑤上のほうを”もう動かないように”固定する。

 以上のことしますが、バッグを取り替えるわけではないし、かかるのは麻酔代とあといくばくかの医療費なので、そんなに時間もお金もかからないのだそうで

 「今日日程を決めてもいいですし、今度の診療は3ヶ月後ですから、その時まで考えて決めてくださってもいいです」といわれました。

 はー。ためいき。

 もう一度切って正しい入れ方にして、しかもその傷が再び治るまで、NEWおっぱいはまだ"完全に完成”ではないのです。
 が、しかし・・・・。ブラジャーをして服を着ている分にはどこもおかしくはありません。(それは乳首がない時でもそうだったんだけどね)

 だから、バッグが回ってしまっていても、そのままにしている患者さんもいるのだそうです。(乳首をつけない人もいる、という話は以前に書きました)

 だけど、乳首の位置が左右で揃っていなくて、ふくらみもなんとなく不自然(言われてみると上側が膨らみすぎ?)という状態ですと、お風呂に入るたびに「いやーねー」と思ったり、気になったりする、ということもあります。
 
 あんまり「いやーねー」と思いたくないですからねえ。  
 でも手術も面倒です。

 さあ、どうする自分。