エキスパンダーが入った胸は”固い”って話の続き。
今、左胸には270ccの水が入っているんですわ。
正確には270ccの水で膨らんだバッグ、です。あとたぶん30cc 足すことになると思います。
乳房を切り取ったときに、皮膚も切ってますし、皮膚が足りないから伸ばすんだろうな、たぶん。
皮膚って伸びるんだよね。
そりゃそうだ。
太ればその分体の表面積は増えるもんね。
妊娠した時もうにーっと伸びていたし。だけど縮んだし。
すごいわ。皮膚って。融通がきいて。
で。
いっぱいいっぱいに伸ばされた胸に、何かがぶつかったりすると、鈍く痛い!です。
クッションとしては、柔らかい脂肪にくらべると、あんまり優しい感触ではないからね。直接衝撃が”どうん”、とくる感じです。
電車の中なんかで、人に胸がぶつかったりすると、たぶんホンモノの胸ならふわっとか、ぽよん、とかぷりんとか、まあとにかく柔らか系の感触を”与える”であろうと思います。(だよね?)
しかしながらこの建設中胸に関しては、バレーボールというか、大きさで言えばハンドボール?かなんかみたいに固いので、ぶつかった人も「え?なにこれ?」と思うんではないかと想像します。
見かけとしては、ブラジャーにくるまれて、服にも包まれて、もう立派なバストとして突き出ていますけれども、まあこれは建設中特有の事情なんですね。乳首もないし。
ぶつかると痛い、と書きましたが、実はまだ皮膚の感覚は完全には戻っていません。ですから、この痛さは、骨に来る感じです。体表じゃありません。
手術をすると一時的には皮膚には感覚がなくなります。暑さも痛みも感じないのです。くすぐったいのもないです。もう最初は他人の皮膚のようです。
だから、水を注入する時に刺す針なんかも、全然痛くないです。今まで6回ばかり刺していますが、最初の時なんか、まるで痛みを感じませんでした。
だけど、痛覚などの感覚は、回復と共にまた出来上がってくるものらしく、最近では、注射と同じ、ちくっという感覚が戻っています。
メスをいれられ、中身をくりぬかれて、見かけも中身も全然違うものになっているあたしの左おっぱいではありますが、このようにちくっとする時に、「ああ、あたしのじゃん」という風に実感したりするんだよね。
るじ
その、みためは、本物に近く作りなおせる(だよね?)って、すごい。
ほんの何十年か前だったら、切ったのは、もー、そのまま切ったまま
だったんですよねー。ほんの何百年か前は、手術なんてものもなく。
だったんだよねー。
SYNDI
★るじさん
本物に近く・・・・というか、実際はかなり違うんですけどね。
想像するに、これがたとえ柔らかくなっていたとしても、本物よりぷりっとしていて、不自然な立派さを誇っているであろうかと思います。
揺れにくい、垂れない、老化しない、痩せても縮まない・・・。
それに対して健康な側のおっぱいは、どんどんやる気のない人みたいに頭を垂れております。
SYNDI
追記:
再建手術については、日本では80年代ぐらいから徐々にやる人が出てきた、って感じらしい。
まだまだ歴史が浅いんですわね。
保険きかないから、そりゃもう高い!し。
だいたい1おっぱい100万円ぐらいかかるんだわよ。
失われたおっぱいをふくらみだけでも元に戻すっちゅう形成手術に保険が適用されなくて、美容整形と同じ扱いなのはやっぱりおかしいんで、そのうち絶対保険効くようになると思いますがにゃ。
アメリカなどでは再建も治療、という認識らしいです。
あたしもそう認識してます。
しばらく再建について書いておこうかしらね。
biyousi
温存で、えぐられゆがんだおっぱいも
なんとかなるんでしょうね・・・
医者は何も言わないしね~~~
ゆがんで垂れた、おっぱいを見るたび
悲しくなるわ~~~~
でも、もう手術はイヤだしね~~~^^
SYNDI
★biyousiさん
「温存」っていう言葉はいかにもよさそうだけど、美容的に考えて満足がいかない場合も多いよね。
どんなに腕がいい人がやっても、腫瘍の位置や大きさによっては、「こんなはずでは・・・」っていう仕上がりになってしまうこともあるもんね。
医者の自己満足みたいな温存も多いのかも知れないと思ったりします。
一方で、「再建」という言葉も、なんだか”元通り”風に聞こえるけど、全然そうではない、という現実があります。
これについては、くわしーく書くわ。
「どっちの道に進んでも、アンバランスであることは変わらない。だったら多少ゆがんでも自分の胸のほうがよくないか?」という周囲の意見を、あたしがどうして退けたのか。
放射線をかけてのちの再建は、自家組織によるものになるだろうから、そりゃ手術としての負担は大きくなるよね。
やだよねー。手術。