限りなくつわりに似ていた 1

 吐き気には個人差があるっていう話のつづき。

 抗癌剤の副作用として、脱毛の次にユーメイな(?)この「吐き気」ですけれど・・・。

 実はあたしは、あんまり強く出なかったんですわ。
 その代わり長い
 すんごいあいまいーな吐き気がですね、だらだらだらだらと続いていたの

 繰り返しになりますけど、こういう副作用の色々は、ほんとに個人差があるんです。
 だから「吐き気ってこういうもん」という話ではなくて、単なる1サンプルってことね。

 あたしの場合、吐き気止めがきいているんだかいないんだか・・・・

始終しょっちゅうほとんど隙間なしにずーっとむかむかしていたっていうことです。
 
 抗癌剤治療は、あたしの場合は3週間に一度の通院で、いわゆるECというコース。点滴でやっていました。

 抗癌剤を点滴してから4日間分の吐き気止めの飲み薬が自動的に処方されていました。
 っていうことは、きっとこの抗癌剤(エンドキサンとファルモルビシン)の場合、4日間ぐらいはおえーっとなっている人が多いんでしょうね。

 それから、点滴でも吐き気止めを入れられてました。予防ってことでしょう。
 ってことは、ほとんどの人が吐き気を訴える、ってことだと思います。

 で。
 あたしの場合ですが。
 まず腹が減るとむかむかする
 口の中かがずーっと不味い。
 吐き気がするだけで、吐かないんだけど、「気持ち悪いよー」という状態でした。

 だから始終、何か口にいれていたくなるのですね。
 冷たいものとか、すっぱいものとか、甘いものとか
 
 何かつるつるしたものでも食べている間はまだいいんだけど、おなかが一杯になると、これはこれでまたむかむかする。(笑)

 げっぷがはげしく出る。はっきり言って一日中ゲップをしていましたわ。
 おなかすいてもいっぱいでも関係ないのね。
 

 これ、似ています。とても似ている。
 つわりに。(いちおう経験者)

 それで、抗癌剤治療に入ってから、「お体の調子はいかがですか?」などと聞かれた時には、「つわりみたいな感じよー」と答えていました。

 ところが、この答えかただとちょいと困るんですね。

 つづく