解像度の戦い1

るーじっくわーるどるじおらまは、雑誌のお仕事だったです。印刷されたものです。

当時も解像度とかCMYKがどーたらってあったと思うけど、るじはカンケーないところで生きてました。そもそも、使ってたお絵描きソフトで、解像度を指定するとこなんてなかったですから。で、これをこのまま、できましたーってデータで送ると、編集部の人がよろしくやってくれて、だいたい画面でみるのとかわらないよーにきれいに印刷されていました。印刷される誌面より大きめに描いていましたが、解像度は72dipです。絵をクリックすると、別ウインドウで描いた原寸サイズが開きます。

が、これってよそでは通じない。

PhotoShopもってないです。解像度300dpiで描けっていわれても描けません。72dpiで描いてても、あそこはだいじょぶですよ?

ってゆーと、それは、

デザイナーの人が、るじの原稿料の4倍ぐらいのギャラもらって、よけいな作業をしているんだ。

とか、いぢわるゆーおじさんもいました。ちゃんとしたデータで描けてなくて、誰かにごめいわくかけてたらいけないので、編集部に行ったときに、担当の人に聞きました。

るじの描きかたで、だれかにごめいわくかけてます?

と。そしたら、

そんなことないよー。ただ、これをこーしてこんなかんじで変換してるけどねー、ってのをみせてくれました。作業時間、ほんの何秒か。これは、編集の仕事なので、そのまま描いていーです。ってことでした。

だから、それなりに、わかる人がやれば、解像度なんてカンケーないのねん、と理解しました。

これは、今から10年以上前の話です。

今でも、ばかのひとつおぼえかよ!ってくらいに、解像度300とか350っていわれたり、書いてあったりします。

が、やっぱり、300dpiで描いてくださいとゆー人に、描けませんから72dpiで描いたのわたすと、とんでもないできあがりだったりで、悲しい思いをしました。具体的には、るじが描いた絵を、勝手にちがう線で描き直してくれました。印刷になる前に、校正刷りをみせてもらうなんてことはだいたいないので、できあがったものをみて、がっくしするしかなかったです。