前回「そもそもカプセルってなんなのさ?」という話の続き。
で。破かれて(切られて?というか裂かれて?)下側をあけてもらったカプセルは、その裂け目にバッグを落とし込んでもらえば、そのうちまたそこにつながるように形成されて、うまいことバッグ全体を包み込むようになるのだそうです。
ふーしーぎー。
体の中のことですから、見えないけども、そういう体の仕組みにお任せするのですね。異物はすべからく包まれるわけです。
もう一つ気になることがあります。
いわゆる『カプセル拘縮』についてです。拘縮したカプセルってどんなものなのかしら?
カプセルが、「卵の殻の下にある白い膜が厚くなったようなもの」だとわかっても、それが”拘縮”する状態について、いまいちイメージが湧きません。
形成クリニックのスタッフの説明によると、『カプセル拘縮』とは、この膜が極端に肉厚になったり、固く小さく縮む、という状態だそうです。
体は安全のために異物を包もうするんだけど、おっぱいというモノがモノですから、なるべく柔らかでいて欲しい!
だから、この拘縮が起きたら、また切ってそれを取り除くとか、削るとかしないとならないのですわ。
実はこれが起こりうる事態の中で、1番心配していたことなのよね。前回も。(むしろバッグが回っちゃって位置がさかさまになっちゃうってなことは心配してなかったです)
手術後のマッサージは、その「カプセル拘縮を防ぐためにも」必要なのだ、と説明されていたので、今回は「あんまり強くマッサージしないでください(またバッグが動いちゃうといけないから)」などと言われると、不安じゃないですか!
えええー?マッサージ足りなくて、カプセル拘縮しちゃったら、どうするのよ?みたいに。
結論から言うと、その点についてはどうやらもう大丈夫のようなのですが(拘縮がおきていたら、すでにこんなもんじゃないらしい)、しかし!よくわからないことにはかわりありません。
マッサージは”必須”なのかどうか?
必須とされていますが、しかし、本当に本当に、マッサージで、拘縮は防げるのか?
だとしたら、どの程度防げるのか?
今回は上から押さえる程度のマッサージしかできないけど、それでも大丈夫なのか?
それともちょっとは大丈夫じゃないかもしれないけど、またくるりんと上下が回ってしまうよりはマシなので、妥協するってことなのかしらー?
ああーわからん。
カプセルが人によって厚くなったりならなかったりする理由がわからないのだとしたら、もしかして、全然マッサージなどしなくても、大丈夫な人は大丈夫なのでは?などの疑問も湧きます。
しかし、これらの”わからん”シリーズは、ひとまずひっこめました。
キリがないし、時間がどんどんかかってしまう。
それに頭が悪いんで、質問をしているうちに次にどのように聞いたら良いのか途中でわかんなくなっちゃうんだよね。
また出直そう。(こればっか)
医者に行くたびに質問を溜め込んでおくのも、楽しみが増えて良いかも知れないわ。
前回、もしかしたら間違ったマッサージのせいで、位置がずれていってしまったのかもしれないので、マッサージについては神経質に考えておりました。
あたしの胸には、コヒーシブシリコンのテクスチャードタイプ、というのが入っています。
テクスチャード、というのは、表面に、毛羽というか、細かなざらざらが加工してあるのです。これがないのはつるつるしてます。
つるつるタイプに比べて、テクスチャードタイプは、「カプセル拘縮が起きにくい」と言われています。
したがってつるつるタイプのものよりマッサージがラク、ということも言われました。
だけども。
カプセルが厚くなる原因のひとつとして、バッグと皮膚の摩擦、ということも考えられるらしいのです。
テクスチャードタイプだと、つるつるこすれたりしないでひっかかっていてくれるから、拘縮が起きにくい、という理屈になります。
だとすると、逆に、マッサージをすることで、こすれてしまって、カプセルを刺激し、それを肉厚にしてしまうってことはないのかなあ???(”タコ”ができるみたいに)
ね?色々とわからなくなるでしょう?
ともあれ、今回は相対的に”柔らかい”です。
触って、柔らかいと、もう非常に非常に「安心」するんですよね。
この気持ち、再建手術を受けた人にはよくわかるんじゃないかなあ。
もう少し柔らかくなるそうですので、今後、気をつけつつマッサージに励みます。楽しみだなあ。