乳首の事情

【乳首は伸びたり縮んだりする?】

 エキスパンダーをシリコンバッグに入れ替えてから、4ヶ月経ちました。
 抜糸後ずっとマッサージをしてきまして、先日、(2007年3月10日土曜日)とうとう再建手術の最終段階である「乳首を作る手術」を受けてきましたので、そのご報告をします。

 乳首を作る形成手術は、自分の片方の乳首から皮膚を移植する、という方法と、皮膚をつまんで形を作ってから刺青で色をつける、という方法とがあるのですが、あたしは保険適応になる、前者のやりかたを選択。
 だって少しでも費用を安くしなければ。
 
 乳癌で失ったものを再建するのに、どんな材料を使うにしろ(シリコンにしろ入れ墨にしろ)保険がきかないってのがそもそももおかしいんですが、それはともかく。

 ドクターの話の感じでは、健康なほうの乳首を切られるのはイヤ、という人もいるようです。
 説明の時に「そっちをいじられるのが嫌というのでなければ、ご自分の組織で」という言い方をされました。

 また、とても小さい乳首&乳輪だったりすれば、移植する分がない、ということもあるのかもしれません。
 あたしの場合はかつてボリュームがあった時があるので(今は・・・・うーん?)乳首部分もかなり育っています。
 移植に使うぐらい問題なかろう、と思われました。

 ところで。
 手術前に聞いて「へえええ」と思ったことがあります。
 
 それは、手術後に、取られたほうの乳輪はまたやや広がって大きさが”戻る”、反対に移植された方の皮膚はやや縮んで、小さくなる、ってこと。
 びっくり。世の中知らないことだらけ。当たり前ですがね。

 「ですから、最初は左側を大きくつくります。右より少し大きめの乳首になります。それはわざとですので」と、ドクターは説明してくれました。
 そのことは、2週間後、抜糸のためにガーゼを取る日に、この目で確かめられることでしょう。

 色んな乳首事情があるってことですね。

 つづく。