●はじめて形成のクリニックに行く
2度目の手術の方針を決めるため、形成のクリニックに行くことになった、という話のつづき。
ここでよーく相談して、もしもやっぱり再建のほうがいいってことになったら、エキスパンダーを病院に送ってもらったりとか、いろいろ手続きが生じるわけですね。
あたしの病院では、同時再建(乳房の切除と同時に再建のためのエキスパンダーを入れてもらう)の場合、それは形成医ではなく、乳腺外科の手でやってもらうことになります。
連携がなされていて、しかるのちに、形成医にバトンタッチされるのです。
告白しますが、ここであたしはまた、クリニックに予約を入れた日を忘れました。
気がついた時は予約時間になっていました。
がーん。ぼんやりと近所をうろついていた時それに気がつきました。
そのころ、とにかくよく歩いてうろつく、ということをしていたのです。気がまぎれるから。
まぎれすぎだろう!忘れてしまっちゃ。
形成のクリニックの受付の人と携帯電話で話しながら、あー、あたしはほんとにここで決心するのが嫌でしょうがないんだな、と自覚します。
後戻りができない、という残酷さをドジ色にまみれた日常が喜劇にしているけどな。
「院長は海外に出張が決まっているんです。でも手術日が迫っていますし・・・」
話し合った末に無理な日程の中で無理やり新しい予約を入れてもらい、あたしは初めてそのクリニックを訪れました。
エステみたいに(行ったことないけど)きれいな入り口、きれいなおねーさんばっかりの受付。
相当しっかりしているつもりのあたし(ほんとかよ?)ですが、この日はあきらかーにナーバスでした。
つづく。