さて。毛髪ががっつり抜けきる前に、患者はゆるりとカツラ生活にすべり込みます。
これについては、早めに手を打っておかないとなりません。 なぜなら。
あのね。
本格的にハゲてしまうと、カツラを買いにお出かけすることも難しくなってしまうからなのよ。
患者というのは、けっこう病気のことって考えたくないもんだから、案外何もしないうちに時間が経っちゃったって、ことになるのよね。
あたしの場合はどっちかというと、「楽しみにして」たんで、ちゃんと前倒しで用意しました。毛があるうちに。(笑)
あたしが実際にやったことを順番に書いておきます。
①医者に脱毛の可能性を知らされる
②美容院に行ってショートヘアにするついでに、「あのー。まもなく脱毛する予定でーす。その時はお世話になりますー(カツラのカットなどに際して)」と宣言する。
③色々とカツラの情報を集め、【ガン患者をサポートするお店】に予約を入れて訪問。複数のメーカーの、違う価格帯のカツラ類を1時間以上かけて試着の末、購入。その際、ターバンや帽子や手入れ用品その他も一緒に買う。
④最初の抗癌剤を点滴して2週間、いよいよハゲ本番。
⑤カツラデビュー!
⑥美容院に行って抜け残った髪の毛を除去してスキンヘッドにする。
⑦もうすっかりカツラーとなる。
で。④と⑤の間にも、行きつけの美容院に行って、買ったカツラを顔に合わせてカットしてもらったりしてます。カットに5000円ぐらいかかったな。
カツラ本体は人口毛で、安い方のやつで、4万円弱。(もっと安いのもあります。でも、医療用のはこのぐらいのが多い)
その他、帽子の下にかぶる、『内帽子』というやつも買いました。これが6500円。メッシュキャップにニセモノの毛髪がついていて、帽子からはみ出した毛を演出するってやつです。帽子を脱がなければ毛があるように見える、というシロモノなのよ。
でね。カツラのかぶり心地なんですけども・・・・。つづくー。
るじ
うわー、SYNDIさん、話だけで、ちょっと聞いてたときは
あっけらかーんと言ってたので、そんなにたいしたこと
なかったんだと思ってたですが、抗癌剤もやってたんですね。
続きが気になるー。
たのしみにしてます。(てのもへんだけど、書いておかねばよ)
SYNDI
★るじさん
ガンってのはふーしぎーなことが色々ある病気で、相当とんでもなく進行するまで、本人なーんにも気がつかないことが多かったりするですよ。特に乳癌はー。
元気そのものの状態で告知されるんですわ。
抗癌剤入っている時は、それでもあたしゃおとなしかったけども、そういう時人に会わないからなー。
会うときはまた再び元気なんだわよ。(笑)
人はずっとあたしのあっけらかーん、しか見ることができないですわ。わはははは。