髪の毛が抜け替わるにあたり、自分の頭からはなれていく頭髪を見ますと、何だか鼻の奥がつーんとするような、懐かしい気持ちになります。
ブラシを使って、そのブラシに残った毛ですとか、黒いセーターに落ちて目立つその黄色っぽい毛ですとか・・・見ると遠い昔を思い出すのです。
ん?なぜこんな気持ちになるんだろう?自分?
髪の毛が抜け替わるにあたり、自分の頭からはなれていく頭髪を見ますと、何だか鼻の奥がつーんとするような、懐かしい気持ちになります。
ブラシを使って、そのブラシに残った毛ですとか、黒いセーターに落ちて目立つその黄色っぽい毛ですとか・・・見ると遠い昔を思い出すのです。
ん?なぜこんな気持ちになるんだろう?自分?
さて。
抗がん剤による脱毛のあと、また生え戻った髪の毛をベリーショートの金髪に脱色してのち、もうじき半年ってタイミングになります。
もうすっかり目が慣れてしまい、あたし生まれた時から金髪だったかも(ウソつけ)というぐらい落ち着いているのですが・・・・まあ問題もあります。
美容院で髪を脱色して金髪になってみた、という前回のつづき。
それでもう何ヶ月ぶりかしらーという、実に新鮮な気持ちでお外を歩いたのです。
それまで家の中、家族の前では生頭でしたけれども、出かけるときは、仕事でも遊びでも、駅前のスパーに行くんでも、PTAでも、カツラをかぶってましたんでねー。
それだけじゃないのよ。

去年の11月に、患者言葉でいうところの”地毛デビュー”を果たした時、あたしはベリーショートの金髪にしちゃった、という話のつづき。
まず、何で金髪なんかにしたか?
頭の毛が生えそろったので、ひさーしぶりの生頭通信をしてみます。
抗がん剤で一度抜けてしまった髪の毛が何とか生えそろいました。
生えそろったのはいいのだが、やはり”噂どおり”の髪質の変化!
早い話がくりんくりんぐるぐるちりちりぽわぽわしていて、しかも、白髪と黒髪が5対5ぐらいか?やや白髪の方が多いか?という様子なので、どのように見積もってもなんか汚いのですね。
白黒の玄関マットみたい?
だからってこの短いくせっ毛を普通の茶色に染めてみてもおサルさんみたいになるだけなのじゃないかと・・・。あるいはモンチッチ。(同じ?)
それで。
500円で前髪切ってもらいながら「夏休みにいきなり服装変わったり髪の毛赤くなったりするいわゆるひとつの”女子高生夏休みデビュー”」などの話をしながら、カツラは何とか普通に装着できる状態に整いました。
激若いおねえさんの、「ついこの間なんだろうなー」と思われる女子高生ネタと、あたしの、「何十年前なんだべ?」とわれながら記憶も彼方の女子高生ネタは、なぜかたいしたすれ違いもみせずに”調和”していたようであります。
女子高生の生態、あまり変わっていないのであろうか?
だけど校則くぐるのに黒髪のカツラってやつはいなかったはずだ!
なんちゃらかんちゃらウソついて、パーマかけてるやつはいたけど。(これは中学。あたしの行った高校は事実上服装に関する校則ゼロであったからして)
校則ゼロでも学校に化粧してくる子は昔はゼロに近かったもんです。でも今はかなり見かける。
ともあれ。Newかつら完成!
その店では、そこで買った製品の場合、カットは安くやってもらえるのです。前髪だけだと500円。
全体をカットしてスタイリングをやり直すとしても2000いくらかなのよ。
それで、切ってもらいにもう一度行ったの。
そのカツラを装着して行こうかとも思ったんだけど「ひきこもりオタク風の女」が電車乗っているのはちょっとコワイので、やっぱりいつものリカちゃん毛髪内帽子でお店に。
試着室で現物をかぶって出てきて鏡の前に座り、前髪を切ってもらう間、そこの激若いおねーさんとしゃべっていたのですが・・・まず質問。
「なぜここの店は人毛カツラをこんなに安く作れるの?」(2万円台は初めてだったので)

瀬戸内寂聴から金属タワシまで、さまざまたとえ話を駆使して描写しておりますけれども、もしや伝わらんこともあるかもしれません。
そこで、絵をつけてみることにしました。
実はあたしはイラストレーターなんです。
これは、カッパになった気分を表したものです。
いいのかこれで。
取り寄せてもらって我が家に持って帰ってきた、若い子用激安しかしながら人毛のカツラ。2万3千いくらか。
家に帰ってきて冷静な目を持って吟味することにします。
色は愛用のリカちゃん毛髪と程近い。
やや薄毛で、あたしの毛が生えていた時のボリュームにも近い。
ヘアスタイルは、内帽子よりはかなり長いですが、まあ長い分には切ってもらえばいいから、家族に意見を聞いてカットしに行けばいいわ。
被る。
前髪が長い! 試着したやつよりうんと長く感じる。
色が濃いからか。
なんなんつーか、見た感じ重いな。
それでも家族に虐げられて押入れに在庫しているフルウィッグよりずっと自然です。
ヘアスタイル自体は、若い子向きだけあって、ものすごーく良くあるやつだから。
ショートっぽくしているけど、裾のところ、首の周りにはねて踊っているやつがあって、顔の周りを、ゆるくウエーブがかかったやつが取り巻く、いわゆる『モテ髪』ってやつ?
モテないけど。髪だけじゃ。どう考えても。
それを、やや暗めの色合いで、あたしの顔に乗っけた場合ですね、今度は何に見えるかというと、シャイなオタクみたいだったです。
パチンコ狂いのもと不良のおばしゃんよりは、シャイなオタクのほうがキャラに合っていると思って、思い切って、朝、ゴミ出しの時に、そのカツラを被って外に出てみました。
人に会わないように、朝5時に出たのよ。
カツラを装着して試着室から出て全身が映る鏡を見てみましたら、これがカツラには見えない。
こういう頭もあり?って感じ。
ありだけど、かなり”不良っぽい”っちゅうか、「ぐれた青春でした」、みたいなおばしゃんにみえるんですわ。
たぶん、色が明るすぎるのよ。
よく、パチンコ店なんかで、タバコくわえながら何時間も遊んでいる、迫力あるおばしゃんがいるじゃないですか。赤い髪の毛して。
ああいう人に見えるのよ。
あたし、そういう人じゃないんですけども。
いや、ホントにカツラって面白いよ。
タバコくわえてがはははは、とか笑ってみたくなったもん。
ともあれ。
若い子向けの激安人毛カツラで、これで色が暗ければいけそう、ってことがわかって、あたしは非常にハッピーになりました。
それで、同じ形(やや薄毛)で「今日被ってきたやつと同じような色のやつ」って言って、取り寄せてもらうことにしました。
それで、「今日かぶってきたやつは、内帽子だから、帽子脱げないの」と説明しました。
そしたら、「これ、全然カツラってことわかりませんね」だって。
あのね。君はカツラ屋さんだろう。
カツラ屋さんとしては、「プロですから人工毛だってことはわかりますけれども、ホントによくできていますね」ぐらいのことは言ってもらいたい気も5パーセントぐらいするけどな。
さて、注文の品は10日後に入荷したんで、あたし取りにいきました。
わくわく。
しつこくつづく。