2007年2月アーカイブ
手術の様子を覚えていられたらなーっと思いますが、無理です。”経験”といったって、眠らされているんですから、何もわかんないんですね。
目覚めたら、もうそこは自分の個室でした。
そばには愛する夫が心配そうに・・・・ではなくて、彼はカメラを構えておりました。
目をあけたら、その目の前にうちの古ーい(我が家は物持ちがとてもいいのです)、とっても見覚えのある、デジカメが構えられていたのです。
「また、こいつは面白がって記録写真を撮っているな・・」と思ったとたん、「え?!」という大きな声がしました。
さて。
とうとう明日は手術だという前夜、12歳の娘に『キモイ』と言われて生き延びることを決意するほかにも、やることがありました。
まず絶食。これは前の夜からでOKで、たいした絶食ではありませんが。6時間前からは水分も禁止されます。
麻酔の影響で嘔吐が起きることがあり、気道が詰まったりすると命が危ないからでしょう。消化関連の臓器みたいに何日も絶食したり、浣腸をしたり、といったことは必要ありませんので、ぜんぜんらーくちんです。
あたしの病室の窓からは向かいの聖路加タワーが見えました。日当たりもよかったように思います。
あたしを送り届けた夫の感想は・・・「何もこんなにいい部屋でなくてもいいから、安くしてくれないかなあ」でした。
まあ、本音ですね。
でも、お金がかかるとか、そういうことはとりあえず置いておくとして、「なぜ個室なのか」というところには、おそらく病院の医療に対する哲学が現れているのじゃないかと思います。
あたしの入院した病院;聖路加国際病院は基本的に全部が個室になっています。
よく「ホテルみたいねー」と評される、施設の贅沢さでは他にはないような病院ですよね。(たくさんの病院を知っているわけではないですが)
受付も建物の快適さも”ホテルみたい”ではありますが、そうじゃない特徴をさまざま持っています。
まず、ドアにカギかかりません。大きな引き戸(ベッドの出し入れなどに便利)になっていて中の様子が覗けるように小さな窓が開いています。
丸見えにならないようんにカーテンもついているけど、明かりがついているかどうかぐらいはわかるようになっています。
乳ガンの手術を受けてから、ちょうど1年の月日が経ちました。
そろそろ一年目の検査(その後”無事”なのかどうか見張るってやつですね)の日程が近づいています。
その前に手術と入院がどんなだったか、ってのを書いてみます。
1月24日【再建にこだわるあたし16】にも書いたようにあたしは手術は2回受けました。
一度目は2004年の12月。二度目は2005年の1月末です。
一度目の時、まず驚いたのが、その入院日程の短さです。
建設中の左胸を、「柔らかくなれえ~」と念じながらマッサージしている、という話の続き。
昨日ぴったりしたセーターを着ていましたら、娘が「なんか違和感がなくなってきたね」と言って、胸をつついてきました。
そして「あ、固くない」と驚いていました。
エキスパンダーをコヒーシブシリコンに入れ替える手術をしてから2ヶ月、わき腹に降りてきていた内出血による世界地図のようなアザも消え、建設中のおっぱいは一応落ち着いているように見えます。
落ち着いてないで、暴れたら困りますけどね。
だけど稀に入れたシリコンが本当に回ってしまうことがあるらしいのです。
つまり位置がずれてきてしまう。たとえば厚みのある部分が下に来ないで横に回ってしまったりすることがあるらしい。
検診の時に、その話を聞いたときはびっくりしましたよ!